研究活動
1.研究活動
公益財団法人 統計情報研究開発センター(以下、当財団という)では、統計情報、情報通信及び情報処理技術を活用した研究を行っています。 自主研究はもとより、外部からの委託研究、共同研究も積極的に受け入れています。特に近年は諸施策の計画立案において小地域分析が不可欠な状況であることから、GIS(Geographic Information System)を利用した小地域統計に関する研究を多数行っています。最近の主な研究テーマは次のとおりです。
- GIS等の先端技術を利用した統計情報の利活用促進に関する方法論等の研究
- 統計情報活用のための各種ソフトウェア(小地域簡易ビュアーなど)の研究・開発
- コーホート手法による町丁字別人口の推計など小地域統計を用いた研究・分析
- 防災、マーケティング、環境問題などに必要とされる町丁字別昼間人口の推定等に関する研究・開発
- 土地形状(標高・傾斜・土壌など)別人口統計の推計と利活用に関する研究
- 地域メッシュ統計の同定データ作成に関する研究
- 新統計法の施行に伴い、統計データの二次利用の促進を図るため、政府所管統計調査のミクロデータの利用に当たっての有用な利用マニュアル等の作成に関する研究
- 「税・社会制度が家計所得に及ぼす影響」及び「国際比較可能な統計データの提供」についての統計分析研究
研究の成果は、機関誌「ESTRELA」(月刊)への掲載、「Sinfonica研究叢書」の刊行等により公表しています。また、各種ソフトウェアは当財団のホームページ上から利用することができます。
2.科学研究費助成研究の研究成果報告
当財団は、文部科学省から科学研究費補助金取扱規程に規定する研究機関としての指定を受けております。当財団の研究員が研究代表者として行った科学研究費助成研究の研究成果報告は次のとおりです。
研究成果報告 | 研究代表者 | 研究課題名 | 研究種目・ 課題番号 |
研究期間 |
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研究論文「新世帯類型による世帯分布の長期時系列分析の結果」 (機関誌『ESTRELA』No.280、pp.2-19) |
伊藤 彰彦 | 新世帯類型の構築と世帯構造の変動に係る長期時系列分析 | 基盤研究(C) 26380280 | 2014年4月~2017年3月 |
研究論文「新世帯類型による「同棲世帯」の動向」 ((財)日本統計協会月刊誌『統計』2017年7月号、pp.50-54) |
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研究論文集 「新世帯類型の構築と世帯構造の変動に係る長期時系列分析の結果」 (研究報告書 2017年3月刊) |
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研究論文集「新たな個人消費を創造する新世帯類型別世帯数・世帯人員」 (Sinfonica 研究叢書No.25) |
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研究論文「番付の統計解析結果を用いた相撲界の歴史的構造変遷の究明」(PDF 87KB) | 坂部 裕美子 | 番付の統計解析結果を用いた相撲界の歴史的構造変遷の究明 | 基盤研究(C) 23520204 | 2011年4月~2014年3月 |
研究論文集「国際ミクロデータ・ラボラトリー研究報告」 (Sinfonica 研究叢書No.22) |
伊 藤 彰 彦 | アジア地域貧困問題研究用の世帯統計ミクロ統計データベースの編成とその解析 | 基盤研究(B) 21330050 | 2009年4月~2013年3月 |
研究論文「歌舞伎公演出演傾向の世代間比較」(PDF 27KB) | 坂部 裕美子 | 実演データの統計処理に基づいた歌舞伎および落語における世代移行の構造比較 | 基盤研究(C) 20520151 | 2008年4月~2011年3月 |
研究論文「寄席定席の『顔付け』集計-40年の遷り変わり-」 (機関誌『ESTRELA』2011年3月号、pp.14-20) |
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研究成果の新聞掲載報告(PDF 79KB) |
3.国際ミクロ統計データベースの利用
国際ミクロ統計データベース(International Official Statistical Micro Database
(IOSMDB))は、アジア諸国の政府統計(主に、世帯の家計に関する統計調査)の個票データ(ミクロデータ)を、各国政府からの提供を受けて、ミクロ統計データ活用研究会が世帯単位でリサンプリングした匿名標本データを収録したものです。
現在は、インドネシア、カンボジア、スリランカ、タイ、ネパール、バングラデシュ、ベトナム、モンゴル及びラオスのデータ(下記「ユーザー・マニュアル」参照)の利用が可能です。今後も順次、提供可能なデータを増やしていく予定です。
利用を希望する場合は、「利用の手引」(567KB)と「利用規約」(PDF 214KB)を事前によく読んでから、利用申出書を提出してください。
なお、利用の手引に記してあるとおり、申出前に仮の利用申出書を提出してください。
利用に際して使用する様式は以下のWordファイルです。(注:ファイルを「開く」にして時間がかかる場合は、一旦、自分のPCに「保存」してから、その保存先で開くと早くみることができます。)
- 様式第1号 利用申出書
- 様式第2号 誓約書(22KB)
- 様式第4号 利用申出書の記載事項変更申出書(18KB)
- 様式第5号 研究成果報告書(表紙)(18KB)
利用可能なデータについてのユーザー・マニュアル
- インドネシアのユーザー・マニュアル1(Manual_SUSENAS_Overall and Survey Process_v1.2)(5.8MB)
- インドネシアのユーザー・マニュアル2(Manual_SUSENAS_2006_v1.2)(2.2MB)
- インドネシアのユーザー・マニュアル3(Manual_SUSENAS_2011_v1.1)(1,513KB)
- カンボジアのユーザー・マニュアル1(Manual_CSES 2009 v2.0)(3.1MB)
- カンボジアのユーザー・マニュアル2(Manual_CSES 2012 v2.0)(1,969KB)
- スリランカのユーザー・マニュアル1(Manual_HIES_2009_v1.1)(2.7MB)
- スリランカのユーザー・マニュアル2(Manual_HIES_2012_v1.1)(3.5MB)
- タイのユーザー・マニュアル1(Manual_THSES_2007_v1.2)(3.5MB)
- タイのユーザー・マニュアル2(Manual_THSES_2011_v1.2)(3.0MB)
- タイのユーザー・マニュアル3(Manual_THSES_2014_v1.1)(3.9MB)
- ネパールのユーザー・マニュアル1(Manual NLSS 2003 v2.0)(3.8MB)
- ネパールのユーザー・マニュアル2(Manual NLSS 2010 v2.0)(2.8MB)
- バングラデシュのユーザー・マニュアル(Manual_Bangladesh_HIES_2010_v1.0)(1,547KB)
- ベトナムのユーザー・マニュアル1(Manual_VHLSS_overall_v1.1)(1,362KB)
- ベトナムのユーザー・マニュアル2(Manual_VHLSS_2006_v1.1)(6.3MB)
- ベトナムのユーザー・マニュアル3(Manual_VHLSS_2010_v1.0)(2.4MB)
- ベトナムのユーザー・マニュアル4(Manual_VHLSS_2012_v1.0)(4.4MB)
- モンゴルのユーザー・マニュアル1(Manual_Mongolia_HSES_2010_v1.0)(2.4MB)
- モンゴルのユーザー・マニュアル2(Manual_Mongolia_HSES_2012_v2.0)(2.5MB)
- ラオスのユーザー・マニュアル(Manual_Lao_LECS4_2007_v1.2)(3.7MB)
4.公的研究費の適正な管理について
当財団では、以下のとおり、公的研究費の運営・管理を適正に行うための体制の整備・強化に努めています。
公的研究費の使用についての相談・通報窓口
(公正な研究活動に関するお問い合わせに関しても、こちらで受け付けております。)
公益財団法⼈ 統計情報研究開発センター(Sinfonica)〒101-0051 東京都千代⽥区神⽥神保町3-6 能楽書林ビル5階
TEL : 03-3234-7471, FAX : 03-3234-7472
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※ (at) は @ に置き換えて下さい。