不定期刊行物 Sinfonica研究叢書No.4
空間集計問題:地区集計バイアスとその除去
当財団が平成10年から東京大学空間情報科学研究センターと行っている、地理情報と統計情報の複合利用法についての共同研究と密接に関連する「空間集計問題:地区集計バイアスとその除去」についての研究成果をまとめたもの。
著作: | 田頭直人、岡部篤行 |
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規格: | B5判、126ページ |
発行: | 平成12年3月15日 |
価格: | 1,650円(税込) |
もくじ
第1章 空間集計問題とは
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- 1.1集計地区単位問題(Modifiable Areal Unit Problem)1
- 1.2回帰モデルと空間集計問題2
- 1.2.1距離変数5
- 1.3最適施設配置問題と空間集計問題6
- 1.4密度7
第2章 距離を用いた回帰モデルの集計バイアス
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- 2.1距離の測定10
- 2.2単回帰モデル11
- 2.2.1真の集計モデル11
- 2.2.2地区の代表点への距離を用いた集計モデル15
- 2.2.3回帰係数の推定19
- 2.2.4同心円分割21
- 2.2.5地区がポリゴン(多角形)の場合の真の代表点41
- 2.3重回帰モデル46
- 2.4数値例49
- 2.4.1同心円分割49
- 2.4.2正方形メッシュ分割52
- 2.4.3距離の測定に最寄り駅を用いた場合53
- 2.5正確な推定のために54
第3章 距離を用いた回帰モデルの安定性
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- 3.1地区単位の選択56
- 3.2単回帰モデル57
- 3.2.1地区単位の及ぼす回帰係数への影響58
- 3.2.2地区数と回帰係数の安定性59
- 3.2.3地区単位の取り方と回帰係数の安定性75
- 3.3重回帰モデル91
- 3.3.1重回帰モデルにおける回帰係数の分散92
- 3.3.2重回帰モデルにおける最適な集計地区単位93
- 3.4推定した回帰係数の安定化に向けて101
第4章 密度を基準とした地区の抽出
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- 4.1密度と地区単位103
- 4.2地区面積による抽出地区の変動103
- 4.3変動の除去方法111
- 4.4適用への課題115
第5章 空間集計問題の残された問題
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- 5.1おわりに117
- 5.2今後の課題118