不定期刊行物 Sinfonica研究叢書No.7
学術空間データ基盤システムの構築
-東京大学空間情報科学センターの事例-当財団は、東京大学空間情報科学研究センターと、地理情報と統計情報の複合利用法についての共同研究を行っている。
本書は、当財団の統計データを主として用い、東京大学空間情報科学研究センターが研究開発と整備を行った「空間データ基盤システム」を具体的に解説したもの。
著作: | 岡部篤行、貞広幸雄、相良毅、杉盛啓明、後藤寛、来間玲二、有川正俊 |
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規格: | B5判、122ページ |
発行: | 平成14年1月30日 |
価格: | 1,650円(税込) |
もくじ
第1章 序:空間データ基盤整備の概論
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- 1.1米国における空間データ基盤整備の経緯1
- 1.1.1米国連邦地理データ委員会1
- 1.1.2米国大統領令12906
「地理的データ取得と利用の調整:国土空間データ基盤」3 - 1.1.3米国の国土空間データ基盤整備4
- 1.2日本における国土空間データ基盤整備の経緯5
- 1.2.1地理情報システム関連省庁連絡会議5
- 1.2.2国土空間データ基盤の整備及びGISの普及の促進に関する長期計画6
- 1.3東京大学空間情報科学研究センターにおける空間データ基盤整備の経緯8
- 1.3.1センター設立の経緯8
- 1.3.2センターの目的9
- 1.3.3センターの研究組織10
- 1.4空間データ基盤システムの開発11
- 1.4.1開発の背景11
- 1.4.2開発の目的12
- 1.4.3空間データ基盤の開発研究・整備の関連研究プロジェクト13
- 1.4.4空間データ基盤整備ワーキンググループの組織15
第2章 空間データ共有システム
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- 2.1空間データ共有システム17
- 2.1.1システム開発の背景17
- 2.1.2システムの目的18
- 2.1.3システムの実装19
- 2.1.4まとめ25
- 2.2空間データ共有システムによるデータ利用25
- 2.2.1研究者のための空間データ整備25
- 2.2.2データ提供方法の検討30
- 2.2.3データ利用例32
- 2.2.4データ利用を伴う共同研究の実施35
- 2.2.5今後の課題38
第3章 CSIS統計データベースシステム
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- 3.1はじめに39
- 3.2統計データベースが必要とされる背景39
- 3.3使いやすいデータとは41
- 3.4CSIS統計データベースの概要45
- 3.5CSIS統計データベースの特徴54
- 3.5.1Webベースのシステム54
- 3.5.2不正利用を防止55
- 3.5.3検索時間の短縮55
- 3.5.4開発の細分化56
- 3.5.5メンテナンス57
- 3.5.6実装にあたっての変更57
- 3.5.7Excelとの相性58
- 3.6これまでの整備状況58
- 3.7今後の課題59
第4章 CSIS空間データクリアリングハウス
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- 4.1空間データクリアリングハウスシステムの現状62
- 4.1.1クリアリングハウスの基本機能62
- 4.1.2分散検索63
- 4.1.3日本におけるクリアリングハウスの動き64
- 4.2CSISクリアリングハウスシステム65
- 4.2.1直感的な検索インタフェース66
- 4.2.2拡張性の高いシステム70
- 4.2.3クリアリングハウス間の連携71
- 4.3CSIS空間メタデータ73
- 4.3.1XMLファイルの作成75
- 4.3.2メタデータ項目77
- 4.3.3XMLファイルの例90
第5章 GIS学術情報ポータルサイト GISSchool
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- 5.1GIS学術情報ポータルサイト「GISSchool」の概要96
- 5.2GISSchoolのコンテンツの閲覧98
- 5.3GISSchoolへのコンテンツの投稿102