不定期刊行物 Sinfonica研究叢書No.12
地域経済と人口統計に関する研究
-人口減少は経済にどのような影響を及ぼすか-当財団が発足させた地域経済と人口統計研究会(平成14年9月~平成16年5月。主査:菊本義治兵庫県立大学経済学部教授)における研究((1)人口減少及び少子・高齢化が地域経済に及ぼす影響の理論的・統計的な研究・分析、(2)今後の人口減少及び少子高齢化に備えての地域経済政策の提示)の成果をまとめたもの。
編集 : | 地域経済と人口統計研究会 |
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規格: | B5判、187ページ |
発行: | 平成17年3月3日 |
価格: | 2,095円(税込) |
もくじ
第1章 人口減少研究の現状と課題
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- 1.はじめに3
- 2.人口減少社会論の登場4
- 2-1.日本の人口と将来推計4
- 2-2.人口減少の要因9
- 3.人口減少の影響12
- 3-1.経済への影響12
- 3-2.社会への影響13
- 4.人口減少に対する政策14
- 4-1.政策の選択肢14
- 4-2.政策課題16
- 5.おわりに18
第2章 人口移動と将来人口推計
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- 1.推計方法21
- 2.将来推計25
- 2-1.人口減少25
- 2-2.高齢率26
- 3.要因分析29
- 3-1.人口減と高齢率29
- 3-2.人口とTFR、人口移動30
- 4.シミュレーション31
- 4-1.TFR31
- 4-2.人口移動(流入)36
- 4-3.高齢率40
- 5.暫定的結論41
第3章 兵庫県における合計出生率の地域性
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- 1.はじめに43
- 2.人口指標と合計出生率44
- 3.経済指標と合計出生率47
- 4.地域指標と合計出生率51
- 5.地域における子育て57
- 6.おわりに59
第4章 人口減少と地価変動
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- 1.はじめに67
- 2.我が国全体の人口減少と地価変動67
- 2-1.今後の人口減少67
- 2-2.少子化現象69
- 2-3.人口の急速な高齢化70
- 2-4.住宅戸数と世帯数71
- 2-5.人口減少と少子・高齢化による土地需要の減少72
- 2-6.土地需要の減少による土地価格の下落74
- 3.大阪圏の実態75
- 3-1.郊外における人口増加率の減少75
- 3-2.人口構成の大きな変化76
- 3-3.都心部の人口増加77
- 3-4.郊外と都心部の土地価格変動78
- 3-5.住宅価額の下落79
- 3-6.土地利用の転換80
- 4.まとめ81
第5章 国勢調査と事業所・企業統計調査による産業別人口と地域経済
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- 1.はじめに83
- 2.国勢調査の就業者と事業所・企業統計調査の従業者83
- 2-1.国勢調査と事業所・企業統計調査の調査概念と調査対象83
- 2-2.国勢調査の就業者数と事業所・企業統計調査の従業者数の全国比較85
- 2-3.就業者数と従業者数の相違の要因86
- 3.近畿市町村別の国勢調査と事業所・企業統計調査の比較88
- 4.国勢調査と事業所・企業統計調査の相違が市町村経済把握へ与える影響93
- 5.おわりに96
第6章 衛星都市における人口減少問題とその現状~高槻市を事例に~
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- 1.はじめに99
- 2.高槻市の概略100
- 3.人口の現状102
- 4.将来推計104
- 5.問題の背景105
- 6.おわりに116
第7章 「大阪市・神戸市・京都市の3都スケッチ」
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- 1.はじめに121
- 2.<1990~2000年の大阪市・神戸市・京都市 3市の常住人口>121
- 3.年齢3区分別人口について<1990~2000年の増減について>123
- 4.労働力人口について<1990~1995~2000年>124
- 5.産業別就業人口について<1990~2000年>126
- 6.市内総生産について<1990~2000年>131
- 7.卸売業について<1988~1999年>132
- 8.小売業について<1988~1999年>133
- 9.おわりに134
- 9-1.大阪市・神戸市・京都市の3都市について134
- 9-2.今後の関西と3都市について134
第8章 人口・住宅・居住特性とストックマネジメント
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- 1.はじめに(問題認識)137
- 2.大阪市の発展史137
- 3.各区の人口・世帯の動き(1990年~2000年)138
- 4.各区の住宅数の動き(1998年)140
- 5.各区の人口・住宅・居住特性142
- 6.ストックマネジメントの課題とニーズ155
- 7.おわりに156
第9章 鉄道と沿線都市
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- 1.はじめに159
- 2.鉄道と沿線都市の人口160
- 2-1.小林一三の鉄道経営モデル160
- 2-2.鉄道沿線都市の発展と鉄道165
- 3.将来阪急鉄道利用者数(定期)の推計171
- 4.まとめ180