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フィンランドの子どもたちの遊び |
(1)ねらい
○フィンランドと日本の子どもの夏と冬の遊びのグラフの比較から,
遊びの特徴をとらえる。2つ以上を比較することによって特徴が鮮明に捉えられることを知り,
興味を持って探究の方法論(比較法)の力(能力)を獲得していく。
○フィンランド,日本の子どもの遊びのデータに,気候のデータを関連づけさせることにより,
遊びがその国の気候に大きく影響されていることを理解する。同時に,
関係付けて認識を深めていく力(能力)を高めていくことができる。
(2)指導上の留意点
○気候(ここでは気温,降雪量,日照時間について)が,
子どもの冬の遊びの種類を決めていることに気づくことができる。
○フィンランドと日本の気温のグラフをみて,ちがいに気づき,
冬のマイナス気温について知らせる。
○フィンランドの冬の服装を写真やビデオ等の資料を準備し知らせる。
○棒グラフや折れ線グラフ等を見て,気がついたことや不思議に思うことを
まとめて発表する。各自がフィンランド新聞等つくり 調べたことを工夫してまとめる。
○日の長さのグラフを見て 特に6月と7月は24時間昼間である。このことを白夜
(びゃくや)という。日本にはない日の長さである。このことについて,自分で気がついたこと,
疑問に思ったことを書いたり調べたりする。
○フィンランドの人から一日のすごし方についてお話を聞き,
日の長さとの関係を知る。また,マイナスの気温の体験をしていない子ども達には,
特に防寒のための服装の実物を見せたり,着服をさせたりして体験させることが感動となり,
理解を容易にする。
※白夜(はくや・びゃくや)
高緯度地方で,夏,太陽が地平線近くに沈んでいるために
薄明が長時間続く現象のことを白夜という。
・ 岩崎村はフィンランドと友好都市を結んでいる。
・ 岩崎小学校は児童数84名の小規模校である。