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私の県の米と野菜の生産は

(1)ねらい

○自分の県と全国の耕地面積と農業生産額の割合グラフを比較することから, 日本の食料生産の課題をつかむ。

○自分の県の農業の特色を生産額の割合グラフからつかめることを知る。

○耕作面積と生産額の割合の大きさ順が合わないことを読み取り, さらに年々の変化に着目して,課題をつかむ。



(2)指導上の留意点

○割合グラフの読み取り方を指導しておく。全体と部分, 部分と部分の比較や全体数量からの部分数量への換算など。

○農業生産の単元で活用したい。2・3・4・5・6とグラフを読み取って, 7の考えから,食料の需給と供給・価格の決定,輸入野菜の関係,就労者老年化, 重量野菜の敬遠,省力化の遅れ,消費者の嗜好の変化等々の課題が生まれてくるので, その裏付け,検証の資料を求めて課題解決を進めていくようにする。 その例として農業就労者の高齢化の統計資料を掲載。

○この課題を「自分の県」に置き換えて,進める。



(3)関連資料

1.「農業粗生産額に占める米,野菜,畜産の割合(1999年)」の帯グラフ
(矢野恒太記念会編 データでみる県勢2002年版)

2.「地域別の農業粗生産額の割合(1999年)」の帯グラフ
(矢野恒太記念会編 国勢図会2001)

3.「各県の農林水産業 年報」各県の農業課などで発行