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科学技術で世界に貢献(こうけん)を |
(1)ねらい
○1949年,敗戦後の日本にとっての湯川秀樹氏のノーベル物理学賞の
受賞は大きな朗報であった。以来2001年の野依良治氏化学賞の受賞まで
10名の方々が世界の学術・平和に貢献されたとの栄誉を受けた。ここでは
自然科学3賞の受賞者について国際貢献に視点をあて,関心と意欲をもたせる。
○ノーベル賞(自然科学3賞)の学術論文の発表数と受賞者数との関係を
2つの資料から考えさせる。
○学術研究の論文発表(着想・成果)の実態とわが国の受賞者や理科学習
における児童・生徒の関心との関係を読みとる。
○受賞者の数が即国勢という考えは極力避けなければならない。
あくまで,受賞者の研究成果が世界に貢献するという視点で学習を展開していく。
(3)参考事項
○ノーベル賞選考機関と選考委員会の構成
・スウェーデン王立科学アカデミー
(物理学賞,化学賞,経済学賞各賞選考委員5名ずつ)
・スウェーデン・カロリンスカ大学
(医学生理学賞,選考委員5名)
・スウェーデン王立アカデミー
(文学賞,選考委員5名)
・ノルウェー国会
(平和賞,選考委員5名)
※前年9月に選考機関から次の推薦人に推薦の依頼を行う。
推薦状の締切は1月末になっている。(推薦人は賞によって若干異なる。)
○選考機関の構成員
北欧諸国の大学教授,過去の受賞者,世界の専門家,世界各国の大学教授(順番で回す)
(朝日新聞・絵で見るニュースより)