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湖や沼を汚(よご)れから救おう
~千葉・手賀沼~

わが国の湖や沼のなかで最もよご汚れのひどい手賀沼について考えてみましょう
下の2つのさし絵を見て気づいたことを話し合ってみましょう。

昭和30年頃までの手賀沼の生物  (カモ類30,000羽以上)

現在(昭和50年以後)の手賀沼の生物  (カモ類2,000~3,000羽)

(我孫子市環境保全課 手賀沼浄化を考える市民講座Ⅶ)



下のグラフはわが国の調査の指定されている10の湖と沼の水質のようす(COD)を調べたものです。手賀沼と他の湖や沼と比べて気づいたことを発表しましょう。 (日本地図を見ながら考えるとよいでしょう。)


※CODは水1㍑の中の有機物を化学物質で酸化するのに必要な酸素の量を表したもので,水の汚れの程度を示します。 現在の環境基準は5mg/ と指定されています。



資料:環境庁(環境白書13年報)








下の2つのグラフは水の汚れを出している原因を表したものです。2つのグラフからどのようなことがわかりますか。 気づいたことを書いてみましょう。


手賀沼における1日あたりの汚れ水の発生量

(千葉県環境生活部調べ 平成7年)

生活排水のBODを出す割合(%)

(一般家庭)(環境白書より)


※BODは水1㍑の中の有機物をバクテリアが分解するのに消費される酸素の量で 数値が高いほど汚れがすすんでいることを示します。


下のグラフはわが国の主な湖や沼,内湾の水の汚れを表したものです。それぞれの場所やCODから気づいたことを話し合ってみましょう。また,CODの数値の高い順に表してみましょう。 (湖や沼と湾や港とは区別して,それぞれ高い順に番号をつけてみてください。)


主要湖沼・内海の水質汚染状況(平成11年度)


この学習を通して,あなたの近くの湖や沼や川などについて調べてみましょう。また,汚れを少なくするためにどのようなことに注意したらよいでしょうか。 作文用紙にまとめてみましょう。