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2025年度 GIS・統計データ分析プレゼン資料作成コンテスト実施要領

 公益財団法人 統計情報研究開発センターでは、地理情報システムと統計情報の一体的利用について普及を促進するため、「GIS・統計データ分析プレゼン資料作成コンテスト」を実施します。

目的

 本コンテストは、統計データ及び地理情報システム(GIS)を活用し、我が国の地域社会に関する現状を的確に分析するとともに、得られた結果を客観的に考察し、効果的に発信する力を育成することにより、統計情報リテラシーの向上を図ることを目的としています。

名称

「GIS・統計データ分析プレゼン資料作成コンテスト」

募集内容

 地域の状況や特性に基づいて自由にテーマを設定し(例:人口動態、地域経済、交通、防災、環境など)、GIS及び統計データを用いた分析を行い、その成果をわかりやすくまとめたプレゼンテーション資料を募集します。
 分析を進める際には、次のような考え方や視点を参考にして下さい:

  地域の実態や現状を明らかにする「現状把握」
  特定の要因や仮説を検証する「仮説実証」
  地域間の差異や傾向を明らかにする「地域間比較」
  時系列での変化や推移に着目する「時系列分析」
  地域課題を抽出し、改善策を提案する「課題解決」

 上記は一例ですので、独自の視点や方法による自由な分析も歓迎します。

応募資格

 日本国内在住で、GISと統計データを用いた分析に興味関心のある方
 ※ 個人での応募のほか、団体(大学のゼミ等)での応募も可とします。

応募資料

【第1次審査】 所定の応募申込書にプレゼンテーション資料の企画案を記入して提出して下さい。

【第2次審査】 GISと統計データを利用して、設定したテーマについて分析した結果を、プレゼンテーション資料として、Microsoft PowerPoint(パワーポイント)のスライド10~15枚の範囲(表紙及び参考文献等の記載スライドを含む)にまとめ、提出して下さい。

 

応募上の注意

(応募資料の形式等)

  • プレゼンテーション資料の1枚目は表紙とし、タイトル、所属、氏名を記載して下さい。また、タイトルの下に、プレゼンテーション資料の内容を表すキーワードを3つ程度明記して下さい。
  • プレゼンテーション資料の最終スライドには、資料作成にあたって参考にした文献、資料、使用した統計データ等を明記して下さい。
  • 各スライドの右下にページ番号を付与して下さい(表紙を1ページ目とします)。
  • プレゼンテーション資料で使用するフォントやサイズは適切なものを設定して下さい(Microsoft PowerPoint(パワーポイント)で使用するフォントのサイズは18ポイント以上を推奨とします)。また、プレゼンテーション資料に掲載する表やグラフ、統計地図で使用するフォントやサイズについても適切なものを設定して下さい。
  • 分析で使用するGISは、GISソフトウェアやインターネット上のGIS(例 ArcGIS、QGIS、jSTAT MAP)等、地理情報を処理できるものであれば種類は問いません。
  • プレゼンテーション資料に、応募者自身がGISを利用して作成した統計地図を5枚以上掲載して下さい。統計地図が5枚未満の場合は、審査対象外とします。
      (注)統計地図の枚数(5枚以上)についてのカウントは、次のように判断します:
      同じ地図の一部を切り出したもの(例:拡大表示、範囲を変えた表示など)については、同一地図とみなし、複数枚とはカウントしません。
      異なる主題、異なる地域、異なる時点の地図など、内容、目的、視点に違いがあるものは、別の統計地図としてカウントします。
      地図に加えて補助的な拡大図や凡例の再掲がある場合は、それらは1枚の構成要素とみなします。
  • プレゼンテーション資料に掲載する、表やグラフ、統計地図、写真は、原則として応募者自身が作成、撮影したものとします。引用する場合は必ず出典を明記して下さい。また、写真の場合、個人を特定できる人物が写っている場合は、本人の了解を得て下さい。
  • Microsoft PowerPoint(パワーポイント)のアニメーション機能は利用不可とします。

(著作権等)

  • プレゼンテーション資料は、応募者が自ら作成したものに限ります。
  • プレゼンテーション資料の著作権は、応募者に帰属します。
  • 事務局は、第2次審査入賞作品を利用する権利を2年間保有します。入賞作品は、本コンテストの広報活動として、雑誌などで利用することがあります。利用にあたっては応募者の氏名を掲載します。

(資料作成に関する問い合わせ)

  • 原則として、作成するプレゼンテーション資料の内容及びGISの操作に関する問い合わせには応じません。

賞金の授与

優れた作品については、下記の賞金を授与します。

件数 賞金
最優秀賞
1
10万円
優秀賞
3
5万円
奨励賞
若干数
3万円

応募手続

【第1次審査】

  1. 応募申込書の送付

     当財団所定の応募申込書を当財団ホームページから、最初に表示される個人情報の取扱いについてご理解いただいた上でダウンロードして下さい。ダウンロードした応募申込書に、プレゼンテーション資料の企画案と必要事項を記入の上、事務局宛てに、E-mailまたは郵送で送付して下さい。ダウンロードできる応募申込書は、「Microsoft Word形式」(23KB)別ウインドウを開くまたは「PDF形式」(154KB)別ウインドウを開くです。

  2. 応募申込書の受付期間

    2025年10月6日(月)~11月7日(金) ※ 18時までに必着のこと

  3. 応募申込書の送付先
    〒101-0051 東京都千代⽥区神⽥神保町3-6 能楽書林ビル5階
    公益財団法⼈ 統計情報研究開発センター
    GIS・統計データ分析プレゼン資料作成コンテスト事務局 宛
    g-census(at)sinfonica.or.jp
    ※ (at) は @ に置き換えて下さい。
    ※ 郵送の場合は、封筒の表に「GIS・統計データ分析プレゼン資料作成コンテスト応募」と朱書して下さい。

【第2次審査】

  1. 第1次審査通過の通知

     提出された応募申込書の審査により選出された第1次審査通過者には、事務局から第1次審査通過の通知を11月下旬頃に行います。

  2. プレゼンテーション資料の送付

     第1次審査通過者は、設定したテーマについて、GISと統計データを利用して分析した結果をプレゼンテーション資料として、Microsoft PowerPoint(パワーポイント)のスライド10~15枚の範囲(表紙及び参考文献等の記載スライドを含む)にまとめ、事務局宛てに、E-mailまたは郵送で送付して下さい。
    ※ 郵送の場合は、作成した資料の印刷物(1部)とファイルを収録したCDまたはDVD(1部)を送付して下さい。

  3. プレゼンテーション資料の送付期限

    2026年1月9日(金) ※ 18時までに必着のこと

  4. プレゼンテーション資料の送付先
    〒101-0051 東京都千代⽥区神⽥神保町3-6 能楽書林ビル5階
    公益財団法⼈ 統計情報研究開発センター
    GIS・統計データ分析プレゼン資料作成コンテスト事務局 宛
    g-census(at)sinfonica.or.jp
    ※ (at) は @ に置き換えて下さい。
    ※ 郵送の場合は、封筒の表に「GIS・統計データ分析プレゼン資料作成コンテスト応募」と朱書して下さい。

選考

【第1次審査】

提出された応募申込書について、第1次選考項目に基づき、事務局にて選考します。

(第1次選考項目)

  • 論理の一貫性
    論旨に一貫性があり、説得力があるか。
  • 作成可能性
    使用する統計データ、GISの機能、統計手法等を具体的に挙げて、プレゼンテーション資料の作成可能性について言及されているか。
  • 企画の創意工夫
    分析のテーマ設定が自らの切り口や視点を持って行われているか。

上記3項目について、良い内容については加点して選考します。

【第2次審査】

  1. 提出された応募申込書及びプレゼンテーション資料について、第2次選考項目に基づき、当財団におかれた選考委員会で、優れた作品を審査・決定します。

    (第2次選考項目)

    • データ利活用の正確性
      設定したテーマについて適切な統計データを選択し、適切な分析手法が用いられているか。また、情報の典拠を明示し、適切に引用が行われているか。分析手法について説明されているか。
    • データや資料の読解力
      適切な統計地図やグラフ、表を作成し、それらから情報を正確に読み取り、説明されているか。
    • 論理の一貫性
      設定したテーマに関する分析結果について、論理の矛盾なく正確に説明し、結論が導き出されているか。
    • 分析方法の創意工夫
      設定したテーマについて、独自性のある分析を行い、考察した結果について客観的にわかりやすく説明されているか。
    • 適切なデザイン
      プレゼンテーション資料に掲載されている統計地図、グラフ、図、文字の配置や大きさ、色使いなど、内容がわかりやすくなるように工夫がされているか。
    • 内容の公益性
      設定したテーマが分析対象地域にとって重要なものであるか。その重要性について説明されているか。

    上記6項目について、良い内容については加点して選考します。

  2. 本年度の選考委員会のメンバーは次のとおりです。
    委員長  菊地 進 (立教大学名誉教授)
    委員  角本 繁 ((株)DiMSIS研究所代表取締役/元東京工業大学特別研究員)
     吉川耕司 (大阪産業大学建築・環境デザイン学部教授)
     櫻本 健 (立教大学経済学部准教授)
     駒形健一 ((公財)統計情報研究開発センター理事長)
     會田雅人 ((公財)統計情報研究開発センター専務理事)
  3. 選考の結果、最優秀賞、優秀賞、奨励賞受賞者に選ばれた方には、2026年2月下旬頃、応募申込代表者に受賞の旨を通知します。
  4. 最優秀賞、優秀賞、奨励賞受賞者には、賞状、賞金を授与いたします。
  5. 採否の理由に関する問い合わせには応じません。

問い合わせ先

公益財団法⼈ 統計情報研究開発センター
GIS・統計データ分析プレゼン資料作成コンテスト事務局
g-census(at)sinfonica.or.jp
※ (at) は @ に置き換えて下さい。

プレゼンテーション資料作成のポイント

 プレゼンテーション資料作成にあたって、押さえておきたいポイントについて項目別にまとめました。参考にして下さい。

項目
ポイント
1. タイトル ・タイトルは分析の内容を表すものを付ける。
・タイトルはキーワードを含んだものを付ける(「2.キーワード」を参照)。
2. キーワード ・プレゼンテーション資料の表紙のタイトルの下に、キーワードを明記する。
・キーワードは、分析で利用した統計データや統計項目、対象地域、分析手法に関するものなどから選んで、3つ以上明記する。
3. はじめに a.背景、目的 ・設定したテーマの社会的背景や分析の意義について、データを参照するなど、事実に基づいて説明する。
・分析の目的や仮説について、既往研究に触れるなど、論拠に基づいて説明する。
4. アプリケーション a.GIS ・利用したGISソフトウェアやGISシステム、機能について説明する。
・分析において、GISの機能を利用して明らかにしたこと、その機能の利用にあたって注意すべき点を説明する。
b.統計、情報処理 ・利用した統計データ、統計情報システム、機能について説明する。
・分析において、統計情報システムの機能を利用して明らかにしたこと、その機能の利用にあたって注意すべき点を説明する。
5. データ a.GISデータ ・GISデータを利用する際は、データの出所、年次、地域、測地系(投影法)等を正確に把握する。
・GISデータについて、座標変換、地域の抽出、空間処理等、適切に処理を行い、必要に応じて処理手順について説明する。
b.統計データ ・統計データを利用する際は、統計調査名、調査の概要、出所、年次、地域、統計項目等を正確に把握する。
・統計データについて、統計項目の抽出、地域の抽出、指標の計算、時系列比較を行う際に必要な集計等、適切に処理を行い、必要に応じて処理手順について説明する。
6. 分析方法 a.名称 ・主な分析方法の名称を記載する。
b.説明 ・分析方法の内容について説明する。
c.実行方法 ・分析の実行について、GISデータや統計データ、GISソフトウェアやGISシステムの機能について、具体的に説明する。
7. 分析結果 a.統計地図と凡例 ・分析で作成した統計地図(指標等を地図化したもの、各種地図データを重ね合わせたもの等)を掲載する。
・必要に応じて、統計地図に地域名を表示する。
・統計地図に適切な凡例を併記する。
・統計地図の読み取りがしやすいように、統計地図全体の大きさ、統計地図で使用するフォントやサイズは適切なものを設定する。
・統計地図から読み取れることを説明する。
b.統計グラフ ・統計データの特性に合ったグラフの種類(棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ等)を選択する。
・グラフの読み取りがしやすいように、グラフ全体の大きさ、グラフ内のフォントやサイズは適切なものを設定する。
・軸のタイトル、単位を明記する。
・グラフから読み取れることを説明する。
c.統計表 ・統計表の読み取りがしやすいように、表全体の大きさ、統計表の項目名、数値等のフォントのサイズは適切なものを設定する。
・統計表から読み取れることを説明する。
d.タイトル ・統計地図、統計グラフ、統計表のタイトルを明記する。タイトルは内容を表すものを付ける。
・統計グラフや統計表の年次や地域について明記する。
e.資料、出典 ・統計地図、統計グラフ、統計表の基となる統計データの出所、年次等を明記する。作成にあたって、基データを加工した場合はその旨を明記する。
8. 考察 ・分析結果は正確に、論理的にまとめる。また、まとめたものについて考察し、記述する。
・分析結果が分析前の仮説と異なった場合は、その理由についても分析し、説明する。
・分析結果の一般化可能性など、今後の展開や課題についても言及する。
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