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大内賞

    大内賞は、令和4(2022)年の第70回をもって終了しましたが、歴代の大内賞受賞者を顕彰するため、大内賞コーナーを残すこととしました。

大内賞の由来

 我が国の統計の改善・発達に貢献した⼈を顕彰し、広く統計関係者の⼠気の⾼揚と統計知識の普及に寄与することを⽬的として設けられている「⼤内賞」は、元統計委員会委員⻑である⼤内兵衞博⼠の我が国の統計への業績を記念するため、昭和28年3⽉に設けられたものです。

⼤内博⼠の業績

 ⼤内博⼠は、我が国の統計及び統計制度の再建のために昭和21年12⽉に設けられた当時の統計委員会の委員⻑として、統計の基本法である統計法の⽴案に参画したほか、官庁統計機構の整備充実、統計体系整備のための各種統計調査の調整等に尽⼒しました。我が国の現在の統計制度の基盤は、この時期に確⽴されたといえます。また、当時の統計委員会が⾏政管理庁(現総務省)に吸収された後は、引き続き、統計審議会会⻑として重責を担う等、戦後の我が国の統計及び統計制度の改善発達に⼤きな⾜跡を残しました。

選考⽅法と特⾊

  1. ⼤内賞の選考は、⼤内賞委員会(統計委員会の委員⻑及び部会⻑で構成)が当たります。
  2. 候補者は、次の何れかの⾯で、我が国の統計の進歩に貢献した⼈とされています。
    1. ① 著書、論文等によって、我が国の統計実務の進歩に直接貢献した人
    2. ② 多年統計実務に従事して、我が国の統計の進歩に貢献した人
    3. ③ 多年統計の普及に努め、我が国の統計の進歩に貢献した人
    4. ④ 統計の実務又は普及を通じ、我が国の統計の進歩に顕著な貢献をした人又は団体等
  3. 統計関係者に対する表彰制度としては、各府省大臣表彰制度や叙勲・褒章がありますが、大内賞は、受賞者の業績に対する厳しい審査、官民を問わない広い選考範囲に特色があり、今日、統計関係者の中で、我が国における統計界の最高の栄誉とされています。

大内賞の終了について

 令和3(2021)年度大内賞委員会は、大内賞が創設後約70年を経過し、受賞者数も約340名・団体を数えるに至り、広く統計関係者を顕彰してきた大内賞の奨励的意義は十分達成されたものと考えられること、また、大内賞創設当時には存在しなかった広範囲の統計関係者を対象とする表彰制度が、その後、多くの機関により創設されるに至っていることから、大内賞の使命は十分果たしたものと判断し、大内賞を令和4(2022)年の第70回をもって終了することとしました。

大内賞受賞者

  1. 賞の創設以来、「受賞資格別受賞者数」のとおり、数多くの方々が受賞しています。受賞者(団体)の氏名(名称)、業績等は、「大内賞受賞者と業績」でご覧になれます。
  2. 受賞者には、賞状のほか副賞として賞金と大内賞メダルが贈られます。
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