アセアン・南アジア諸国統計職員招聘事業(石橋信夫記念国際交流事業)
はじめに
公的統計に携わる政府職員の統計能力向上は、個々の国家だけでなく世界全体にとっても非常に重要ですが、特に開発途上国では政府統計職員に対する研修の機会は十分とは言えません。本事業は、民間の立場から、開発途上国、特にアジア諸国における政府統計職員への研修に貢献し、公的統計の発展に資することを目的として、総務省及び外務省の後援・協力を受けて、2018年度に開始したものです。
本事業は、当財団設立のために多大なご支援等をいただき、統計情報の有効活用の推進に大きく貢献された大和ハウス工業株式会社の創業者である石橋信夫氏の遺徳を記念し、「石橋信夫記念国際交流事業」として実施しています。
事業の実施概要
〇 2024(令和6)年度
事業の期間・参加国
2024年度は、アセアン及び南アジア諸国15か国(バングラデシュ、ブータン、ブルネイ、カンボジア、インド、インドネシア、ラオス、マレーシア、ネパール、パキスタン、フィリピン、スリランカ、タイ、東ティモール、ベトナム)から各国1名の研修生を招聘し、8月27日(火)~9月12日(木)に研修を実施しました。
事業の概要
本年度は、国勢調査をはじめとする人口社会統計の分野を中心として、我が国の国・地方における公的統計の作成、提供、利活用などに関する研修を実施しました。
地方視察では、京都・奈良・名古屋を訪れ、奈良ではダイワハウスグループみらい価値共創センター「コトクリエ」、大和ハウス総合技術研究所・石橋信夫記念館を見学しました。名古屋では、リニア・鉄道博物館を見学しました。
そのほか、北区役所を訪問し、北区の統計業務について説明を受けました。その際には、近隣の王子神社を訪れ茶道を体験することができ、研修生にとって日本の伝統文化に触れる貴重な体験となりました。また、渋沢栄一史料館、国立印刷局東京工場を見学しました。
①開講式での記念撮影
②総務省統計局での研修の様子
③奈良での筆作り体験
④コトクリエでの集合写真
〇 2023(令和5)年度
事業の期間・参加国
2023年度は、アセアン及び南アジア諸国11か国(バングラデシュ、インド、ラオス、マレーシア、ネパール、パキスタン、フィリピン、スリランカ、タイ、東ティモール、ベトナム)から各国1名の研修生を招聘し、8月29日(火)~9月14日(木)に研修を実施しました。
事業の概要
本年度は、国勢調査をはじめとする人口社会統計の分野を中心として、我が国の国・地方における公的統計の作成、提供、利活用などに関する研修を実施しました。
地方視察では、京都・奈良・名古屋を訪れ、奈良ではダイワハウスグループみらい価値共創センター「コトクリエ」、大和ハウス総合技術研究所・石橋信夫記念館を見学しました。名古屋では、トヨタ博物館を見学しました。
そのほか、北区役所も訪問しました。その際には、近隣の王子神社を訪れ茶道を体験することができ、研修生にとって日本の伝統文化に触れる貴重な体験となりました。
①統計博物館訪問
②総務省統計局での研修の様子
③山田北区長との記念撮影
④王子神社での茶道体験
〇 ※2020(令和2)年度~2022(令和4)年度
※2020(令和2)年度~2022(令和4)年度は、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大に伴い実施を見送りました。
〇 2019(令和元)年度
事業の期間・参加国
2019年度は、アセアン及び南アジア諸国13か国(バングラデシュ、ブルネイ、カンボジア、インド、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、ネパール、フィリピン、スリランカ、タイ、ベトナム)から各国1名の研修生を招聘し、2019年9月3日(火)~9月20日(金)に研修を実施しました。
事業の概要
本年度は、国勢調査をはじめとする人口社会統計の分野を中心として、我が国の国・地方における公的統計の作成、提供、利活用などに関する研修を実施しました。
地方視察では、京都・奈良・名古屋を訪れ、奈良県庁で地方における統計業務の実態の説明を受けるとともに、大和ハウス総合技術研究所・石橋信夫記念館を見学しました。名古屋では、トヨタ自動車工場を見学しました。
そのほか、千葉県庁と北区役所も訪問しました。北区役所訪問の際には、近隣の王子神社を訪れ茶道を体験することができ、研修生にとって日本の伝統文化に触れる貴重な体験となりました。
①総務省統計局での研修の様子1
②総務省統計局での研修の様子2
③金閣寺での記念撮影
④奈良県庁での研修の様子
〇 2018(平成30)年度
事業の期間・参加国
2018年度は、アセアン諸国10か国(ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)から各国1名の研修生を招聘し、8月28日(火)~9月13日(木)に研修を実施しました。
事業の概要
第1回目の本年度は、国勢調査をはじめとする人口社会統計の分野を中心として、我が国の国・地方における公的統計の作成、提供、利活用などに関する研修を実施しました。
地方視察では、京都・奈良を訪れ、奈良県庁で地方における統計業務の実態の説明を受けるとともに、大和ハウス総合技術研究所・石橋信夫記念館を見学しました。
そのほか、千葉県庁も訪問し、説明を受けた際には地方テレビ局の取材が入り、後日、ニュースとして放送されました。
①歓迎レセプションでの記念撮影
②総務省統計局での研修の様子
③千葉県庁での研修の様子
④奈良県庁訪問