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R2年度
R1年度
H30年度
H29年度
H28年度
H27年度
H26年度
H25年度
H24年度
H23年度
H22年度
H21年度
H20年度
H19年度
H18年度 |
◇ 令和2年度(2020)
新型コロナウイルス感染症の影響により、中止となりました。
◇ 令和元年度(2019)
MNSO側より人口センサス業務により多忙のため来日時期を遅らせたいとの意向があり、延期となりました。
◇ 平成30年度(2018)日本国内研修
【1】 日本国内研修
2019年1月28日から2月2日の6日間、MNSOウランバートル特別市事務所長ザヤクフー・ツェレンダラム氏、MNSO管理部広報課GISシニアスペシャリスト ニャンバヤル・ゾリグド氏、MNSOスフバートル県事務所長エルデネバット・チュンガラグ氏、MNSO情報技術部シニアオフィサー ジャルガル・ガンバータル氏の4名を日本に招聘しました。当財団には1月29日に来所され、当財団業務説明のほか、統計GIS、日本の統計システムなどについての研修を行いました。
◇ 平成29年度(2017)日本国内研修/モンゴル統計事情視察
【1】 日本国内研修
2018年1月29日から2月4日の1週間、MNSO管理部長ツェヴェグドルジ・チメドツェレン氏、MNSO情報技術部長ミャグマルスレン・ラクバ氏の2名を日本に招聘しました。当財団には1月31日に来所され、当財団業務説明のほか、統計GIS、政府統計概論などについての研修を行いました。
【2】 モンゴル統計事情視察
2017年7月9日から7月14日の6日間、杉浦正健 当財団会長、伊藤彰彦 理事長、木原光資 理事の3名がモンゴルを訪問し、MNSOにおいて杉浦会長の会長就任挨拶を行いました。また、エルセン及びカラコルムの統計事情視察を行いました。
◇ 平成28年度(2016)日本国内視察・調印式/モンゴル統計事情視察
【1】 日本国内視察と新協定への調印
2017年2月8日から2月15日の1週間、MNSO局長アリュンザヤ・アユシュ女史、MNSO管理部長ツェヴェグドルジ・チメドツェレン氏及びMNSO国際関係協力課長ガンチメグ・ミジドルジ女史の3名を招聘し、総務省統計局、総務省政策統括官(統計基準担当)、(独)統計センター等において、それぞれ所管業務説明、施設見学、意見交換等を行った。当財団では、統計GISなどについての研修を行いました。
2017年2月13日には、伊藤彰彦理事長とMNSO局長アリュンザヤ・アユシュ女史が政府統計に関する討議や協定の今後に関する会談を行い、今後もMNSOと当財団は協力関係を続けていくことで合意し、本事業の5年間の再延長を定めた新協力協定への署名を行いました。
なお、2017年2月9日には日本の総務省統計局(SBJ)とMNSOの間で二国間交流の覚書が交わされ、2017年度以降は、SBJとMNSOの二国間交流が軸となり、当財団は側面支援にまわることとなりました。
【2】 モンゴル統計事情視察
2016年9月19日から24日の6日間、伊藤彰彦 当財団理事長が総務省統計局職員2名とともにモンゴルを訪問しました。
MSNOと日本の総務省統計局と間での二国間交流にかかる覚書締結に向けた準備のための橋渡しとして、打ち合わせ等を行いました。MNSOから伊藤理事長に対しては、長年にわたる支援と貢献に敬意と感謝を込めて、「モンゴル統計最高功労者賞」が授与されるとともに、引き続き支援と協力を求める旨の依頼がありました。
また、モンゴル南部に位置する南ゴビ県を訪問し、MNSO南ゴビ統計事務所訪問及び南ゴビ県副知事表敬を行ったほか、同県西部及び北部を視察しました。さらに、中央ゴビ県を訪問し、MNSO中央ゴビ統計事務所統計課長を表敬しました。
◇ 平成27年度(2015)日本国内研修
【1】 日本国内研修
2015年12月14日から21日の1週間、第10回モンゴル国家統計局(MNSO)訪日統計視察団として、ドルノド県統計課長ダリスーレン・エンフバータル氏及びウランバートル市ソンギノ・ハイルハン地区統計課長バンズラグチ・アルタンゲレル氏を招聘し、国内研修等を実施しました。
視察団は、当財団おいて統計GISなどについての研修を受け、特に、小地域統計を用いて日本における人口減少の状況を表した統計地図に興味を示し、小地域統計の活用法など実践的な内容の質疑応答が行われ、モンゴルでもGISの整備・活用が進んできていることがうかがえました。
統計視察団はこのほか、総務省統計局、総務省政策統括官(統計基準担当)、(独)統計センター、統計資料館、統計研修所、明治大学の各所を訪問し、視察及び意見交換を行いました。また、統計数理研究所で行われていた政府統計ミクロデータ・ラボラトリー国際ワークショップ(当財団の伊藤彰彦理事長がオーガナイザーの1人で、モンゴルを含むアジア10か国の家計調査のマイクロデータの整備と有効活用を研究)を見学しました。
◇ 平成26年度(2014)日本国内研修/MNSO 90周年式典への参加
【1】 日本国内研修
2014年12月15日から22日の1週間、第9回モンゴル国家統計局(MNSO)訪日統計視察団として、オルホン県統計課長ドゥガスーレン・エルデネチメグ氏及びウランバートル市バガヌール地区統計課長ダシゼベグ・ジャルガルマー氏を招聘し、さらにMNSOが旅費及び滞在費を負担して増員したMNSO財務専門職ツェレンデンデブ・ブルガンチメグ氏の計3名を迎え、国内研修等を実施しました。
当財団における研修では、小地域統計の見方や活用法、GISの地域別の使い方等についての講義を行いました。モンゴルではここ数年でGISの整備を進めてきており、今回の研修でGISの全体像がよく理解できたとおっしゃっていました。
統計視察団はこのほか、総務省統計局、総務省政策統括官(統計基準担当)、(独)統計センター、統計資料館、統計研修所、明治大学の各所を訪問し、視察及び意見交換を行いました。また、統計数理研究所で行われていた政府統計ミクロデータ・ラボラトリー国際ワークショップ(当財団の伊藤彰彦理事長がオーガナイザーの1人で、モンゴルを含むアジア10か国の家計調査のマイクロデータの整備と有効活用を研究)を見学しました。
【2】 MNSO 90周年式典への参加
2014年10月2日、MNSOの90周年を祝し、ウランバートルの“SS Club Restaurant”において、MNSO 90周年式典が行われました。
当財団も招待を受け、杉浦正健理事他1名が出席しました。
式典はメンドサイハンMNSO局長の挨拶で始まり、引き続き、同局長によるMNSOの歴史、現状等の説明の後、統計関係者、国会議員、国連機関の代表者、各国統計関係機関の代表者による祝辞などが続き、統計功労者の紹介や挨拶もあって、盛大な式典となりました。
なお、杉浦理事は、日本の統計関係機関の代表者として紹介され、各国の代表者十数名とともに登壇されました。
式典に続き開催されたレセプションでは、歴代局長の挨拶、統計功労者表彰の後、各国代表者に続き、杉浦理事も祝辞を述べられました。レセプションでは、300人以上が参集している中、馬頭琴を中心とした楽団演奏、歌、踊り、ファッションショーなども行われ、大変華やかなものとなりました。
このほか、MNSO主催の「政府統計システムの発展のための国際的評価」をテーマとした国際セミナーの一部を聴講させていただきました。
◇ 平成25年度(2013)日本国内研修/統計セミナーの開催等
【1】 日本国内研修
2013年12月16日から23日の1週間、第8回モンゴル国家統計局(MNSO)訪日統計視察団として招聘したバフィト・ハビ バヤンウルギ県統計課長及びエンフトゥヤ・ナツァグドルジ ウランバートル市バヤンズルフ地区統計課長、並びに、MNSOが旅費及び滞在費を負担して増員したエルデネスブド・オユンバータルMNSO国際関係協力部職員の計3名を迎え、国内研修等を実施しました。
当財団における研修では、GISの多様な利用可能性やオープンデータなど最新動向についての講義等を行いました。視察団は熱心に聞き入り、研修後には様々な質疑応答が行われました。
統計視察団はこのほか、総務省統計局、総務省政策統括官(統計基準担当)、(独)統計センター、統計資料館、統計研修所、明治大学の各所を訪問し、視察及び意見交換を行いました。また、統計数理研究所で行われていた政府統計ミクロデータ・ラボラトリー国際ワークショップ(当財団の伊藤彰彦理事長が実質的オーガナイザー。モンゴルを含むアジア10か国の家計調査のマイクロデータの整備と有効活用を研究)を見学しました。
【2】 モンゴル統計セミナーの開催等
2013年6月17〜22日の6日間、第8回訪蒙視察団として、大友篤 先生(元 日本女子大学教授、元 当財団評議員)及び堤田成政 先生(京都大学大学院地球環境学堂助教)の2名がモンゴルを訪問しました。
首都ウランバートルのモンゴル国家統計局(MNSO)庁舎内において、中央統計職員を対象としたセミナーを開催しました。
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〔 ウランバートル統計セミナー〕
(2013年6月20日 於:ウランバートル・MNSO庁舎内会議室)
- 小地域統計について (講師:大友 篤先生)
- Open GeoDaによるクラスター分析 (講師:堤田成政先生)
- モンゴルにおける地域メッシュ統計の導入と利用 (講師:大友 篤先生)
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統計セミナーにおいては、大友先生が小地域統計に関する講義を行い、続いて、堤田先生がモンゴルのSoumレベルのデータを使った自己相関分析の結果を説明し、より小さい地域単位のデータを利用することによる分析の必要性を強調しました。これを受けて、大友先生が、モンゴルにおけるメッシュ統計の導入の必要性とその有用性についての解説を行いました。受講したMNSOの職員約30名は、みな非常に熱心に講義に聴き入っていました。
このほか、MNSOからは、人口センサス、畜産統計、SNA、GISの整備状況等の説明を受けました。MNSOでは2010年からGISシステムを導入し、教育省の要請により、Baghレベルのデータを使い、通学圏内の就学年齢期の児童数を算出したとのことでした。
◇ 平成24年度(2012)日本国内視察・調印式/統計セミナーの開催等
【1】 延長協定調印式及び日本国内視察
2012年10月30日から11月3日の5日間、第7回モンゴル国家統計局(MNSO)訪日統計視察団として、MNSO局長メンドサイハン氏、同局国際関係協力部長ガンチメグ氏を招聘し、本協力事業の再延長協定の調印を行うとともに、国内視察を実施しました。本視察には、MNSOが経費を負担して、ドルジン
ウブルハンガイ県統計部長及びナラントゥヤ スフバートル(ウランバートル)地区統計部長も同行しました。
調印式は10月31日、明治大学 岸本辰雄ホール(東京都千代田区)において行われました。当財団役職員のほか、明治大学の藤江副学長、勝副学長ほか同大学のモンゴル関係研究者等の立ち会いのもと、メンドサイハン局長と小玉正任
当財団会長により本事業の3年間の延長を定めた新協定への署名がなされ、今後、両機関がより確かな協力関係を築くことを約束しました。メンドサイハン局長からは、長年の協力関係への感謝の意が述べられました。
MNSO局長以下視察団は、引き続き同会場で行われた当財団の設立20周年記念祝賀会に出席した後、日本の統計機関の表敬及び視察を行いました。
【2】 モンゴル統計セミナーの開催等
2012年9月1日から9月8日の1週間、第7回訪蒙視察団として、当財団理事 杉浦正健 元法務大臣、理事長 伊藤彰彦、参与 福田久明及び美添泰人
青山学院大学経済学部教授の4名がモンゴルを訪問しました。
首都ウランバートルのモンゴル国家統計局(MNSO)庁舎内において、中央統計職員を対象としたセミナーを開催した後、ウランバートルの西380kmに位置するウブルハンガイ県ハラホリン(カラコルム)において、地方統計職員を対象としたセミナーを行いました。
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〔 ウランバートル統計セミナー〕
(2012年9月3日 於:ウランバートル・MNSO庁舎内会議室)
- 政府統計データ処理の発展 (講師:伊藤彰彦理事長)
- Index Number for Economic Analysis
- 日本の景気動向指数 (2・3 講師:美添泰人教授)
MNSO職員約30名が聴講しました。
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〔 ハラホリン統計セミナー〕
(2012年9月5−6日 於:ハラホリン・ハーンタイジ ツーリストキャンプ)
- 統計による国民生活の進歩の記述
- 政府統計概論 (1・2 講師:伊藤彰彦理事長)
- 日本の統計と幸福の測定
- 平成23年社会生活基本調査生活行動に関する結果要約
- 日本の景気動向指数 (3〜5 講師:美添泰人教授)
ハラホリンの属するウブルハンガイ県及びその周辺県(アルハンガイ県、ブルガン県)の統計職員約25名が聴講したほか、MNSOからエルデネスーレン副局長、ガンチメグ国際関係協力部長、エルデネソウダ国際関係協力部職員が出席しました。 |
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中央・地方のいずれのセミナーにおいても、受講者の受講態度には強い意欲が感じられ、統計の仕事に対する意識の高さが感じ取れました。
また、MNSOでは、昨年度のセミナーでの講義にヒントを得て、「モンゴル統計指標100年」を作成したほか、セミナーでの指導内容は、MNSO発行の年報にも生かされているとのことです。ゲレルト・オドMNSO上級副局長より当財団の支援事業に対する感謝の意を表明されました。当財団杉浦理事からは、今後の両機関の関係の発展を希望する旨の挨拶がありました。両機関の合意により、本事業の再延長協定の調印を、2012年10月に東京において行うことが決定されました。
◇ 平成23年度(2011)日本国内研修/統計セミナーの開催等
【1】 日本国内研修
2011年10月19日から26日の1週間、モンゴル国家統計局(MNSO)より招聘したガンバット管理部長及びアリヤスーレン管理部上級職員に加え、MNSOが旅費及び滞在費を負担して増員したオユンゲレル管理部上級職員、ツェヴェンニャム管理部職員及びビンデリヤ国際関係協力部職員の計5名を迎え、国内研修等を実施しました。
当財団における研修では、特に、当財団の開発したGISソフト「G-Census」のデモンストレーション研修において、G-Censusの特長である「人口ピラミッドによってその地域の人口構成が分かる」という点に強い関心を示されていました。MNSOにおいても、GISに対する関心は高く、その導入を進めているとのことでした。特に、モンゴルにおける土地利用の状況を、GISを利用して明らかにしたいと考えているため、今回、GISの運用・利活用例を学ぶことができたことは、大変勉強になったとの感想を述べられました。
MSNO職員はこのほか、総務省統計局、同政策統括官(統計基準担当)、(独)統計センター、統計資料館、統計研修所、国連アジア太平洋統計研修所の各所を訪問、それぞれ表敬するとともに、視察及び意見交換を行いました。
【2】 モンゴル統計セミナーの開催等
2011年6月15日から22日の1週間、第6回訪蒙視察団として、当財団の伊藤理事長、遠藤研究員及び斉藤研究開発第三部長並びに兵庫県立大学学術情報館
周防教授の4名がモンゴルを訪問し、ヘンティ県ダダル郡において、2日間の統計セミナーを開催しました。
セミナーは、広大なモンゴルで地方職員の参加を容易にするため、可能な場合には地方でも開催することとしており、今回は、6月18、19日の2日間、ヘンティ県ダダル郡において開催しました。ダダル郡は、モンゴル東部に位置し、チンギス・ハーンの生誕の地ともされる水と緑の豊かな地です。
セミナーでは、統計の重要性並びに統計パッケージSASの有用性及び統計GISによる分析の方法に関する講義を行いました。
〔統計セミナー講義内容〕
(2011年6月18−19日 於:ヘンティ県ダダル郡・セミナーハウス)
- 政府統計及び統計による国民生活の進捗の記述 (講師:伊藤彰彦 当財団理事長)
- SASの有用性とSASによるデータ処理・蓄積 (講師:周防節雄 兵庫県立大学学術情報館教授)
- 地図とGIS入門 (講師:遠藤 尚 当財団研究員)
さらに、MNSO副局長より、講義内容が今後のモンゴル国家に必要不可欠であるため、MNSOの統計担当者及びIT担当者向けにも講義をしてほしいとの要請を受けたため、急遽ウランバートルのMNSO本部においても講義を行いました。
MNSO本部での講義では、日本におけるGISの利用可能な統計データについての紹介のほか、総務省統計局が行っているe-Statによるデータの提供状況や「地図で見る統計(統計GIS)」の内容を紹介しました。また、統計地図の背景データとなる地図データの事例として、国土交通省による国土数値情報と国土地理院による基盤地図情報について説明を行いました。
視察団は、このほか、MNSOの統計活動の状況の視察(2010年人口センサスの概要についてのヒアリングを含む)及び意見交換を行いました。また、ヘンティ県統計課においても、統計事情についての説明を受け、意見交換を行いました。
◇ 平成22年度(2010)日本国内研修/統計セミナーの開催等
【1】 日本国内研修
2011年1月17日から24日の1週間、第5回モンゴル国家統計局訪日統計視察団として、モンゴル国家統計局副局長エルデネスーレン(Mr. Erdenesuren Baatar)氏及び南ゴビ県統計部長オユンマーム(Ms. Oyunmaam Erendorig)女史のの2名を招聘し、国内視察及び意見交換を実施しました。
総務省統計局、(独)統計センターでは、日本の統計制度や集計に関する説明を受けるとともに意見交換を行いました。
また、経済産業省経済産業政策局を訪問し、日本の鉱業統計についての概要説明を受けるとともに、意見交換を行いました。エルデネスーレン副局長は、日本にならって、鉱業統計の整備を進めていきたいと語っておられました。
このほか、国連アジア太平洋統計研修所の視察を行い、人材育成についての意見交換を行いました。
当財団においては、「統計の電子媒体による提供及び関連研究活動について」、「センサスとGIS」についての講義を行いました。両氏は、新統計法や二次利用制度、データ提供の仕組みや、当財団の開発したGISソフト「G-Census」のデモンストレーションに高い関心を示していました。
【2】 モンゴル統計セミナーの開催等
2010年6月26日から7月3日の1週間、第5回訪蒙視察団として、当財団より理事長伊藤彰彦、理事 杉浦正健、理事 木原光資、主任研究員 小西純、さらに明治大学経営学部教授 藤江昌嗣氏を迎え、計5名がモンゴルを訪問し、モンゴル国家統計局(MNSO)において、2日間の統計セミナーを開催しました。
講義のテーマは、MNSOのマクロ経済統計部職員を対象とした「経済統計」と、人口社会統計部及び情報処理技術部職員を対象とした「統計GIS」の2本で、計約40名が参加しました。
〔統計セミナー講義内容〕
(2010年7月1−2日 於:ウランバートル・MNSO庁舎内研修室)
- 経済統計 (講師:藤江昌嗣 明治大学経営学部教授)
経済統計の概説のほか、最近の経済トピックに触れ、また国民経済計算(SNA)、マクロ経済関連データ、景気統計、2012年経済センサスの概要についても解説。
- 統計GIS (講師:小西 純 当財団主任研究員)
統計とGISに関する技術の基本的な部分について、国連ハンドブックに基づき解説するとともに、日本における統計GISの利用例についても紹介。
視察団は、このほか、MNSOにおいて統計事情視察、意見交換を行うとともに、在蒙日本国大使を表敬し、本事業の実施及び延長に至る経緯と事業概況説明等を行いました。また、モンゴル国立大学の訪問を行いました。これは、昨年度の訪問で仲介した明治大学とモンゴル国立大学との交流協定に立ち会うためで、明治大学 勝副学長(森永・藤江教授)とモンゴル国立大学メンドバヤール総長との間で協定が結ばれました。
◇ 平成21年度(2009)日本国内視察・調印式/統計セミナーの開催等
【1】 延長協定調印式及び日本国内視察
2009年5月31日から6月3日の4日間、第4回モンゴル国家統計局訪日統計視察団としてモンゴル国家統計局長メンドサイハン(Mr. Mendsaikhan SONOMTSEREN)氏、同局国際統計課職員ヤラルト(Mr. Yalalt GANBAT)氏の2名を招聘し、延長協定調印式及び国内視察を実施しました。メンドサイハン局長ご夫人のオユンチメグ(Ms.Oyunchimeg LUVSANDORJ)氏も同行されました。
調印式は6月2日、明治大学リバティタワー 岸本辰雄記念ホール(東京都千代田区)において行い、メンドサイハン局長と小玉正任当財団会長により本事業の3年間の延長を定めた新協定への署名がなされました。式には、当財団役・職員のほか、明治大学副学長 勝氏を始めとする明治大学のモンゴル関係研究者にも出席いただきました。
このほか、総務省統計局長川崎茂氏、(独)統計センター理事長中川良一氏、国連アジア太平洋統計研修所所長ダバスーレン氏の表敬及び各機関の視察等を行いました。
【2】 モンゴル統計セミナーの開催等
2009年6月29日から7月6日の1週間、第4回訪蒙視察団として当財団より理事長伊藤彰彦、参与 中川雅義、研究開発第一部長 近藤登雄の3名がモンゴル国を訪問し、オルホン県エルデネト市において2日間のモンゴル統計セミナーを開催しました。
これまでセミナーはウランバートルのモンゴル国家統計局(MNSO)庁舎内で行ってきましたが、4度目となる今回は、地方職員の参加を容易にするため初めての地方開催とし、ウランバートルから北西へ300kmのオルホン県エルデネト市において行いました。セミナーにはオルホン県、ダルハン県、ブルガン県、セレンゲ県の4県及びMNSOから、幹部職員や統計職員など24名が参加しました。
セミナーは、次のようなテーマで、当財団の講師による3つの講義のほか、MNSO統計企画調整部長ガンバータル氏がモンゴルにおける政府統計への取組みに関する説明を行いました。
〔統計セミナー講義内容〕
(2009年7月2−3日 於:オルホン県エルデネト市・EMCセレンゲホテル)
- 政府統計概論 (講師:伊藤彰彦 当財団理事長)
- 2010年人口センサスに向けて (講師:中川雅義 当財団参与)
- 国勢調査に基づく標本調査 (講師:近藤登雄 当財団研究開発第一部長)
- 政府統計の質と範囲の向上に向けた取組み (講師:ガンバータル MNSO統計企画調整部長)
視察団は、セミナー開催のほか、MNSO及びオルホン県エルデネト市への訪問を含むモンゴルの統計事情視察・意見交換をするとともに在蒙日本国大使・JICA事務所長を表敬し今後のモンゴル統計支援の国家間協力への発展等の可能性について意見交換を行いました。このほか、明治大学の要請で、モンゴル国立大学学長を表敬し、大学間の交流の橋渡しをしました。
◇ 平成20年度(2008)日本国内研修/統計セミナーの開催等
【1】 日本国内研修
2009年1月19日から26日の1週間、第3回モンゴル国家統計局訪日統計視察団としてモンゴル国家統計局前行政管理部長バジーフー(Mr. Khorol BAJIIKHUU)氏、ゴビスンベル県統計部長オトゴンバヤル(Ms. Ya. OTOGONBAYAR)女史の2名を招聘し、国内研修を実施しました。
研修は、総務省統計局、(独)統計センター、国連アジア太平洋統計研修所、岐阜県庁(総合企画部統計課)等を訪問し、中央・地方における統計調査の企画・実施・提供等についての業務説明・意見交換を行いました。視察団は特に2010年に迫った人口センサスに関する調査方法やデータの活用などに関心を持っていました。
また、当財団において、業務説明及び日本とカンボジアの人口データを用いたGISの活用についてデモンストレーションを行いました。視察団は、都心部と農村部の高齢化、性比、人口密度などがビジュアルに示されることに人口データの新たな活用法を見出したとの感想を述べていました。
今回は、本事業の3年間の延長を定めた新協定を締結するために、ビャンバツェレン局長が視察団と一緒に来日する予定でしたが、来日直前に局長の交代があったため(平成20年10月までの6年任期で、後任人事が続投を含め未定であった)、調印式は延期され、近々に行う予定となっています。
【2】 モンゴル統計セミナーの開催等
2008年8月23日から30日の1週間、第3回訪蒙視察団として当財団より理事長伊藤彰彦及び伊藤亜紀子総務部員、また外部講師としてICONS国際協力(株)常務取締役 大友篤氏を迎え、計3名がモンゴル国を訪問し、モンゴル国家統計局(MNSO)において「小地域統計」をテーマに3日間の統計セミナーを開催しました。
〔統計セミナー講義内容〕
(2008年8月26−27日 於:ウランバートル・MNSO庁舎内PCルーム)
- 日本の小地域統計 (講師:伊藤彰彦 当財団理事長)
- 統計GISとは (講師:大友篤 ICONS国際協力(株)常務取締役)
- 統計地図とは (講師:同上)
- メッシュ統計の有用性とその利用 (講師:同上)
- 小地域統計の行政への利用 (講師:同上)
今回は、より実践的で専門性の高い講義を行うため、全席にPCを備えたMNSO内研修室において英蒙通訳を介した英語講義で、実習を交えて行いました。セミナーにはMNSOの若手を中心とした20名の職員が参加しました。
セミナー開催のほか、オルホン県エルデネト市への訪問を含むモンゴルの統計事情視察・意見交換及び在蒙日本大使館・JICA事務所を訪問し今後のモンゴルの統計支援の国家間協力への発展等の可能性についての意見交換を行いました。
◇ 平成19年度(2007)日本国内研修/統計セミナーの開催等
【1】 日本国内研修
2007年4月21日から28日の1週間、第2回モンゴル国家統計局訪日統計視察団としてモンゴル国家統計局局長顧問ユムスーレン・トール(Ms.
Yumsuren TUUL)女史、オルホン県統計部長ドゥガスーレン・エルデネチメッグ(Ms. Dugasuren ERDENECHIMEG)女史の2名を招聘し、国内研修を実施しました。
研修は、総務省統計局、(独)統計センター、アジア太平洋統計研修所長ダバスーレン女史(前モンゴル国家統計局長)、及び静岡県庁(企画部統計利用室)を訪問し、中央・地方における統計調査の企画・実施・提供等についての業務説明・意見交換を行ったほか、総務省統計研修所、とうけいプラザ(東京タワー内)等の施設見学、静岡市内の視察を行いました。
また、当財団において、統計情報提供状況、GISの利用方法、当財団で開発したGISソフト『G-Census』の紹介など業務概要の説明を行いました。
最後に、この秋ウランバートルで開催予定の統計セミナーに関する意見交換を行い、セミナーでの再会を約束しての帰国となりました。
【2】 モンゴル統計セミナーの開催等
2007年9月8日から15日までの1週間、第2回訪蒙視察団として当財団より理事長伊藤彰彦及び米本真莉普及部員、また外部講師として法政大学工学部教授
中村洋一氏及び元アジア経済研究所主任研究員 早瀬保子女史を迎え、計4名がモンゴル国を訪問し、モンゴル国家統計局において3日間の統計セミナーを開催しました。
今回のセミナーは、昨年実施した第1回の統計セミナーからさらに専門性を掘り下げたものとし、次のようなテーマで行いました。
〔統計セミナー講義内容〕
(2007年9月10−12日 於:ウランバートル・MNSO庁舎内会議室)
- 統計による国民生活の進歩の記述 (講師:伊藤彰彦 当財団理事長)
- 日本の新統計法紹介と政府統計の課題 (講師:同上)
- 国民経済計算(SNA) (講師:中村洋一 法政大学工学部教授)
- モンゴルの人口データ分析 (講師:早瀬保子 元アジア経済研究所主任研究員)
本セミナーにはモンゴル国家統計局の若手を中心とした20名の職員が参加しました。参加者は講義に終始熱心に聴き入り、事後のディスカッションにおいては活発な質疑応答が行われました。
セミナーの開催のほか、トゥフ(中央)県への訪問を含むモンゴルの統計事情視察・意見交換、及び在蒙日本大使館・JICA事務所を訪問し、今後のモンゴルの統計支援の国家間協力への発展等の可能性についての意見交換を行いました。
また伊藤理事長は、両機関協力関係維持の功績を称えられ、勲章を受章しました。さらにトゥフ県で訪れたゲルに住む一家からは、敬意・歓迎のしるしとして仔馬が贈られました。
◇ 平成18年度(2006)日本国内研修/統計セミナーの開催等
【1】 日本国内研修
2006年5月24日から31日の1週間、第1回モンゴル国家統計局訪日統計視察団としてモンゴル国家統計局国際関係課長リンゴフ・ガンスフ(Mr.
Lingov GANSUKH)氏、トゥフ(中央)県統計部長ジュグデル・オトゴンチュルウン(Mr.
Jugder OTGONCHULUUN)氏の2名を招聘し、国内研修を実施しました。
研修は、次の機関から所管業務等についての説明に加え、施設見学や質疑応答等を行いました。このほか、当財団からの業務説明、意見交換等を行いました。
- 総務省統計局(政府統計の企画・実施等)
- (独)統計センター(データチェック・集計関連業務等)
- 東京都総務局統計部(地方公共団体における統計調査実施・提供の概況等)
- (財)日本統計協会(政府統計の提供・普及啓発など公益事業概況等)
【2】 モンゴル統計セミナーの開催等
2006年9月2日から9日までの1週間、第1回訪蒙視察団として当財団理事長山田馨司以下計6名がモンゴル国を訪問し、下記テーマによる3日間の統計セミナーを開催しました。
〔統計セミナー講義内容〕
(2006年9月5−7日 於:ウランバートル・MNSO庁舎内会議室)
- 日本の統計制度の紹介、政府統計概論 (講師:伊藤彰彦 専務理事)
- データの質 (講師:古田裕繁 研究開発本部長)
- 統計情報処理 (講師:福田久明 研究開発第一部長)
- 2010年ラウンド人口センサスに向けて (講師:徳永宣昭 参与)
なお、統計セミナーにはモンゴル国家統計局及びウランバートル市から35名の職員が参加しました。
このほか、ウランバートル市への訪問を含むモンゴルの統計事情視察・意見交換及び在蒙日本大使館・JICA事務所を訪問し本事業の実施に至る経緯と事業概況の説明に加え、側面的な協力等について要請しました。
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