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統計と情報の専⾨誌「エストレーラ」 ESTRELA 参考

2011年5月号(No.206)56~59ページ
連載「フリーソフトによるデータ実践GIS」第11回(高橋 三雄 著)より

東京都コンビニエンスストアの基本データ

東京都コンビニエンスストアの基本データ

連載「フリーソフトによる実践GIS」は、フリーのGISソフト、とくにMANDARAの可能性を具体的な例を通じて実践的に学ぶことを目的としています。

これまでは、具体例として、コンビニエンスストアの分析を試みようとしてきました。一つの区(千代田区)を対象としている間は、実際に自分でデータを集め、GISソフトによる分析を試みることが効果的であったと思います。その過程で、データ収集、緯度経度データの取得そしてGISソフトによる分析の一連の流れが理解できたことと思います。

しかし、GISソフトの素晴らしさ、すごさは、データの数(分析対象となるコンビニの店舗数)がさらに多くなったときに実感できるはずです。千代田区(207店)に対して、同じ分析を東京都全体に広げると、その数は5500店となります。千代田区について行ったと同じ手順で、読者のみなさんに、再度、この膨大な店舗のデータを実際に集め、その整理をするといった作業をしてもらうことは、大変です。しかし、分析の次のステップに進むためには、この作業の結果としてのデータが必要です。

そこで、連載第11回までにおいて作成した東京都コンビニエンスストアの基本データおよび簡単な分析結果をまとめたExcelファイルをダウンロードできるように用意しました。

これらのデータは本連載で話題にしてきたデータ源および操作によって得られた結果であり、研究論文などのように厳密は検証などを経て得られたのではないことを御承知ください。あくまで、本連載において、GISの専門家ではない私(つまりは、本連載の一般の読者のみなさんと同じ立場)が、フリーのGISソフトをためしに使いながら、どこまで分析できるか、それを実際にためそうとしている、そうした状況を前提として作成したデータおよび分析結果であるとご理解ください。 (高橋三雄)

  • 東京都コンビニエンスストアの基本データ(sanko_no206_p59.xls 666KB)
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