不定期刊行物 Sinfonica研究叢書No.3
統計情報と空間情報処理
-統計GIS研究会報告書-当財団が平成8年に発足させた統計GIS研究会(主査:角本繁
㈱日立製作所中央研究所技術主管)において、GISを利用した、統計データと地図データの統合のあるべき姿について研究・検討した結果をまとめたもの。
編集: | 統計GIS研究会 |
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規格: | B5判、116ページ |
発行: | 平成10年10月15日 |
価格: | 1,650円(税込) |
もくじ
第1章 統計情報と地理情報処理
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- 1.1研究会の背景と目的1
- 1.2統計データの性質と表現方法2
- 1.3基本単位区の特徴3
- 1.4地理情報システムに対する要求4
第2章 小地域統計の種類と特徴
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- 2.1統計データの開発経緯7
- 2.2メッシュ型8
- 2.3行政区型9
- 2.4拡張街区(調査区あるいは基本単位区)型11
第3章 背景地図としての地図(ナビゲーション用道路地図データの特徴)
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- 3.1ナビゲーションのデータ16
- 3.1.1背景データ17
- 3.1.2道路データ18
- 3.1.3ネットワークデータ18
- 3.1.4検索データ19
- 3.2データの表現20
- 3.2.1データ化の定義20
- 3.3データモデル23
- 3.4データ構造30
- 3.4.1ブロッキング30
- 3.4.1.1背景・道路データのパーセル構造30
- 3.4.1.2ネットワークデータのリージョン構造34
- 3.4.2道路データとネットワークデータの関係36
- 3.4.3階層構造37
- 3.4.4ネットワークデータと道路データとの対応38
- 3.4.5データ構造の例40
- 3.4.5.1背景、道路データの日本における構造例41
- 3.4.5.2一般的な構造のコンセプト43
- 3.4.6ノードとリンクの表現方法44
- 3.4.7ノード間の接続情報及び規制情報46
- 3.4.8コスト情報47
- 3.4.9検索データの基本定義48
- 3.5標準化の動向49
- 3.5.1ISO/TC204/WG349
- 3.5.2日本のナビゲーションの動向50
- 3.5.3ナビゲーション用データの整備状況51
- 3.5.4標準化のインパクト52
第4章 統計データと地図データの統合
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- 4.1街区に基づく領域分割56
- 4.1.1空間分割処理の方式57
- 4.1.2最小ポリゴンの統合・再分割する処理62
- 4.2住居存在領域の導入66
- 4.2.1住居存在領域の算出66
- 4.2.2領域限定処理67
- 4.3集合住宅の処理68
第5章 統計データ処理向けの地理情報システムの要件
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- 5.1空間情報管理方式(現実のモデル化)69
- 5.1.1地理情報システムにおける空間のモデル化70
- 5.1.2空間管理方式71
- 5.2空間管理方式の比較72
- 5.2.1位相構造明示方式72
- 5.2.2位相構造暗示方式73
- 5.2.3方式比較74
- 5.3DIMSIS-EXの例75
- 5.3.1時空間管理75
- 5.3.2処理例77
- 5.3.3従来システムとの比較78
第6章 GISによる統計データ処理の事例
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- 6.1パソコンシステムによって開かれる応用82
- 6.1.1GISパッケージソフトのパソコン版82
- 6.1.2市販地図ソフト83
- 6.2自治体での統計データの適用例87
- 6.3統計情報の利用分野と活用ツール92
- 6.3.1統計情報の利用分野92
- 6.3.2都市計画・防災カルテの事例94
- 6.3.3事例における統計情報の使用局面103
- 6.3.4統計情報利用支援ソフトウェアの機能要件105
- 6.4インターネットの活用106
第7章 今後の展開に向けて
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- 7.1拡張街区型統計データへの期待109
- 7.2小地域統計の利用システムに求められる機能と環境110
- 7.3今後の拡張のために113
- 7.3.1後置番号、面積の拡張113
- 7.3.2調査区と基本単位区の自動生成113
- 7.3.3今後の普及のために114