シンフォニカ案内
財団の設立目的
公益財団法人統計情報研究開発センター(Sinfonica:Statistical lnformation Institute for Consulting and Analysis)(以下、当財団という)は、 統計情報の利活用技術その他の統計技術に関する調査、研究、開発、コンサルティングその他の統計情報の広範、かつ、有効な利用を促進する事業を行い、もって統計利用の進歩、発達等に寄与することを目的として、平成4年7月、内閣総理大臣許可による公益法人として設立されました。新公益法人制度の施行にともない、平成24年3月、内閣総理大臣による公益財団法人移行の認定を受け、平成24年4月から、「公益財団法人統計情報研究開発センター」として新たにスタートいたしました。
事業の内容
1.統計情報の利活用技術に関する調査・研究等に関する事業
当財団では統計情報並びに情報通信及び情報処理技術を活用した調査・研究・開発を行っています。また、近年、科学研究費を扱える機関に認定されたこともあり、自主研究はもとより、外部からの委託研究、共同研究も積極的に受け入れています。さらには、有効に利活用するためのデータ編成などに関するコンサルティング等についても、積極的に対応しています。主な調査・研究は、次のとおりです。
- 統計データの二次利用の促進を図るため、統計データの利用に当たっての有用な利用マニュアル等の作成に関する研究
- 小地域統計データによる統計地図作成と都市地域分類に関する研究
- 統計GIS ソフト「G-Census」の普及促進に関する研究
- 新世帯類型の構築と世帯構造の変動に係る長期時系列分析
- 戦後伝統芸能興行の標準化済みデータベースの整備
- アジア地域の政府統計(家計関係)ミクロデータのリサンプリングによるデータベースの作成
- 地理情報と統計情報の利用に関する共同研究
調査・研究・開発の成果は、それぞれ報告書としてまとめるほか、随時、機関誌「ESTRELA」や「Sinfonica研究叢書」などに掲載しています。
2.統計GIS活動の奨励に関する事業
統計GISに関連する分野の活動の一層の活性化を目的として、奨励事業を行っています。
- シンフォニカ統計GIS活動奨励賞
統計GISに関連する分野の活動に積極的に取り組み、当該活動を通じて統計GISの推進・普及に相当の成果を挙げ、又は相当の成果が期待できると認められる個人又は団体等を対象とした、「シンフォニカ統計GIS活動奨励賞」を設けています。 - シンフォニカ統計GIS研究助成
若手研究者を対象に、統計GISに関連する研究についての助成金を支給する「シンフォニカ統計GIS研究助成」を実施しています。 - GIS・統計データ分析プレゼン資料作成コンテスト
地理情報システムと統計情報の一体的利用について普及を促進するため、「GIS・統計データ分析プレゼン資料作成コンテスト」を実施しています。
3.統計情報の普及・啓発等に関する諸事業
統計情報の多角的有効利用を促進するため、統計情報及び統計理論・技術に関する知識の普及・啓発を行っています。主な事業は次のとおりです。
- 機関誌「ESTRELA」の毎月刊行・配布
統計・情報通信・情報処理技術の専門的論文のほかコラム、エッセイなど幅広いコンテンツで構成 - 「Sinfonica研究叢書」の刊行・配布
- PSI(ポケット統計情報)の刊行・配布
- 統計実務基礎知識の刊行・販売
- 統計調査員のしおりの刊行・販売
- Web による統計情報発信事業
統計情報の発信、主要な統計情報の長期時系列及び統計ソフトウェアの提供 - 統計GISの普及活動
「G 空間EXPO2012」(パシフィコ横浜)への出展等
4.統計講座、統計情報セミナー事業
- 統計講座の開催
民間企業、地方公共団体等の統計実務担当者を対象として、統計実務基礎研修、統計グラフ指導者講習会及び統計実務講習会を開催しています。 - 統計情報セミナーの毎年開催
近年のテーマ「統計GISによるデータ分析の考え方」「国勢調査100周年 ― 社会の基盤情報として ―」「防災・リスクマネジメントと統計情報」など
5.全国統計大会及び統計グラフ全国コンクールに関する事業
- 全国統計大会の開催(国との共催により毎年開催)
- 統計グラフ全国コンクールの毎年開催
6.統計調査総合補償事業
統計調査員等の賠償事故の補償及び統計調査員同行者の災害補償を目的とした事業を行っています。
7.オンサイト環境整備助成事業
我が国における公的統計のミクロデータのより一層の利活用の推進を図るため、大学を対象に、オンサイト環境整備に必要な経費の助成事業を令和2年度から行っています。 公募案内をご覧ください。
8.公的統計活動支援奨励賞(石橋賞)授与事業
公的統計活動支援奨励賞(石橋賞)は、我が国の公的統計の作成及び利活用並びにこれに関連する分野において顕著な貢献があった研究者を顕彰及び奨励し、もって我が国公的統計の発達、利活用の促進等に寄与することを目的とした本事業を令和2年度から行っています。
9.統計・データサイエンス力向上のための授業に係る優秀事例表彰
統計・データサイエンス力向上のための授業に係る優秀事例表彰は、我が国の統計・データサイエンス力の向上を図る先導的で優秀な授業実践事例を表彰し、もって我が国の初等中等教育から高等教育の現場において、児童・生徒・学生の統計・データサイエンス力の向上を図る授業の展開・普及に資することを目的とした事業を令和4年度から行っています。
10.統計関連の学会等支援事業
統計関連学会等、研究機関、教育機関等が活発な活動を行えるように、統計に関する協会、学会事務の支援を行っています。
- 統計に関する5学会(日本統計学会、応用統計学会、日本計量生物学会、日本計算機統計学会、日本分類学会)の事務局事務
- 全国統計教育研究協議会の事務局事務
- 大内賞の事務局事務
- (一財)統計質保証推進協会の支援
- 統計関連学会連合及び同大会の事務局事務
11.開発途上国等への統計技術支援及び国際協力に関する事業
当財団は、統計に関する国際会議、国際交流に対して積極的な支援・協力を行っています。
※ 尚、当財団では、統計情報や統計利用技術に関心をお持ちの団体のために、会員制度を設けております。詳しい内容につきましては、こちらをご覧ください。