統計と情報の専⾨誌「エストレーラ」 ESTRELA 参考
2006年5月号(No.146)60~65ページ
連載「Excelによる統計グラフ表現法」第15回(古田 裕繁 著)より
個別データラベル付き散布図

2変数の関係を図示する散布図は分析上、利用頻度の高いものです。しかし、Excelのグラフウィザードの種類に散布図はあるものの、表示された点が何のデータなのか、すなわちデータラベルを表示する機能が不十分です。データラベルを付けるためには、テキストボックスの貼り付け、既存のデータラベルの修正などの方法がありますが、ラベルの数が多いときは大変です。散布図の基本的機能の組み合わせだけを利用して個別データラベル付き散布図を描くことのできる「個別データラベル付き散布図作成マクロ」ファイルをダウンロードして、ぜひお試しください。
- 動作環境:
- Excel2002 + Windows XP
- 操作方法:
- ファイルをダウンロードしてExcelで開きます。
- 系列名、データ名を含めてデータ範囲を選択します(データと同シート上で 作成してください)。
- 「ツール」―「マクロ」―「マクロ」で『個別データラベル付き散布図マクロ』を選択して、実行します。
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個別データラベル付き散布図作成マクロ(EXCEL 30KB)
※Excelを開くときに「マクロを有効にする」を選択してください。Excelは初期設定のセキュリティレベルが「高」に設定されているため、マクロを有効にできない場合があります。その場合は「ツール」→「マクロ」→「セキュリティ」で、レベル設定を「中」に変更してください。