統計と情報の専⾨誌「エストレーラ」 ESTRELA 参考
2006年4月号(No.145)60~65ページ
連載「Excelによる統計グラフ表現法」第14回(古田 裕繁 著)より
分布特性値のグラフ表現 ― 箱ヒゲ図の作図 ―

Excelのグラフウィザードの種類には箱ヒゲ図がありません。描くためにはユーザー定義を変更して工夫する方法もありますが(本文中に記載)、これはExcelのアプリケーションに対する定義なので同一パソコン内でしか有効ではありません。
一方、マクロはExcelファイル内に保存されるので、ファイルを介せばほかのパソコンでも有効です。しかもマクロを実行するだけの簡単操作で箱ヒゲ図を描くことができます。「株価to箱ヒゲマクロ」ファイルをダウンロードして、ぜひお試しください。
- 動作環境:
- Excel2002 + Windows XP
- 操作方法:
- ファイルをダウンロードしてExcelで開きます。
- サンプルデータの必要範囲を選択します。新たなデータを用いる場合は、データ系列の順序を、中位数、第1四分位数、最大値(または第9十分位数)、最小値(または第1十分位数)第3四分位数とすることに注意してください。
- グラフウィザードで「株価」を選択し、株価グラフを描きます。
- グラフを選択した状態で「ツール」―「マクロ」―「マクロ」でマクロウィンドウを開き、『株価to箱ヒゲ』マクロを実行します。
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株価to箱ヒゲマクロ(EXCEL 34KB)
※Excelを開くときに「マクロを有効にする」を選択してください。Excelは初期設定のセキュリティレベルが「高」に設定されているため、マクロを有効にできない場合があります。その場合は「ツール」→「マクロ」→「セキュリティ」で、レベル設定を「中」に変更してください。